価値なんて,誰かに見てもらわないと, ゼロでもない,ただ存在しないだけ。 だから,まず語りを磨こう。 機会を得ても,やることなすこと稚拙では, 価値はやっぱり,ゼロの壁を越えられない。 だから,まず技を磨こう。
今になって世界が優しくないなんてぼやくために何年も生きてきたっていうの? てか,…あれ。 そもそもあんた何歳だっけ。
初めて地上に出て嬉しくって叫んだんだけど誰も答えてくれなくって, さびしーっていうかあたしこのまま枯れちゃうのかな。あーどうなんだろ。 雨降ってくれないかなー。明日までに降ってくれないとだめみたいなんだけど。 あーうんカンカン照りなんだよね今…
近くに根を下ろす桜の花にでもなってみるか。 今は秋かよ。 やれやれだ。
あるいは。 あるいは,あるいは。 あるいはあるいは,あるいは,あるいはあるいは。 あるいは,あるいは。 あるいはあるいはあるいはあるいはあるいはあるいはあるいはあるいはあるいはあるいはあるいはあるいはあるいはあるいはあるいはあるいはあるいはあ…
地上を這いずり回ってる奴らは偉いって大嘘。 誰が考えたんだろうね。
赤の他人も友人たちも 親兄弟も恋人も ボクも 結局誰もがロクでもないヤツラで, それでこの土の中に舞い込んで, でも誰も責める気はしなくって。 ここはボクの知っていた 誰よりも何よりもきっとダイジな 安静で, これを聞いてるキミも, ひょっとすると…
ノーてんきにオしらせしますアしたもアさってもソのさきズっともキっとミがってにドくでんぱでもタれながすでしょうイずれオわりますけど
何もな なに 無
死は,等しく誰にも,人それぞれに, ゆえに誰にとっても不平等に,訪れる。
生前の世界を考えてタイプするのも, 死後の世界を思ってタイプするのも, こうしてタイプしているらしい己も, モニターを見ているようなあなたも, 全てはきっと憶測だから, 「かも知れない」という断りを, 逐一入れようと, あるいは全く入れなかろうと…
白く輝く水。 豊かな大地。 交われば何になるか? 簡単だ。 泥水ができる。
見ることができたのは。 涼しく暖かくて。 静かで賑やかな。 土の中。
全てを上塗り重ねて取り込み生まれるのが闇黒ならば。 全てを磨き削った身から生じるのが白光なのかも知れない。 ああ,救いと思ったものは,あるいは。 身軽になりたいだけなのかも知れないな。
魔王に憧れた勇者。 勇者の瞳の輝きに惚れた魔王。 そんな二人が恋をしたら! 二人に手出しできるのは誰もいない。 もう世界は二人だけのもの!
まだだまだだまだだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだだだだだだ。 まだ来ない。 シロの救いが。 絶望的に凶悪な救いが。 待ちぼうけか。 ふーむ。 オケイ。 時にはいいだろ。 待ちぼうけを食らわされておくか。
神の神。悪魔の悪魔。 神の神の神。悪魔の悪魔の悪魔。 右に聖あり左に邪あり,鏡合わせの無限回廊。
地球丸ごとはかりに掛けたら,とんでもなくがっかりするに違いない。 ああ,ゴキブリのイノチは充分重いから大丈夫か。
天国ツアー。 または地獄ツアー。
ヤミ。闇そして病み。呪詛あるいは執着。 セイヤク。制約,誓約,時には製薬。
増す時は増す。増やす時は増やす。 消える時は消える。消す時は足す。 時には一つを。時には一つずつを。 時には一切を。
俺は神でも悪魔でもない。 有象無象の輩どもの喜びや悲しみを勘定してやれるものか。
こんな大切な言葉は,作り手たちのためにとっておきたいのだが。
雑魚キャラどもに掛ける言葉など持ち合わせていない。 例え不意を突かれたとしても,罵るのはせいぜい自分だ。 さて,愛すべきボスキャラには何と言ってあげようか。
読みを求めるな。 ここにあるのはせいぜい意味だけだ。
薄暗い部屋の中でなら,暗黒の翼を広げることもできよう。 部屋の中にいては無用の長物でしかないが。